WEB会議システムを利用した遠隔サポート

Note

自社にて構造設計者の育成を図りたいハウスメーカー・工務店・設計事務所様向けのWEB会議システムを利用した遠隔サポートです。

木造住宅用のCADシステムとして普及している「アーキトレンドZERO」の壁量計算プログラム・構造計算プログラム・伏図作成プログラムを利用して、実務レベルの操作サポート、申請図書作成サポートをマンツーマンで行います。

通いではなく貴社のデスク・PCから受講できますので、環境の変化もなく通学の必要もないので、お忙しい中でも時短でき大変便利にご利用いただけます。

一般的に延床面積200㎡程度の木造三階建て住宅の構造計算を構造設計事務所に依頼されると、計算書と構造図面作成費で約15万円から30万円ほどが相場だと思います。それらを自社社員を育成することで外部に頼ることなく自社にて行えるようになれば、設計・許認可取得にかかる時間の短縮、工期の見える化、現場変更の対応、構造のイロハを理解することによる施主様への説明根拠の提示、そしてなにより自社社員のスキル向上につながります。

なかなか実務で学ぶ機会の少ない木造構造計算を、実際に計画されている施主様宅の案件にてアーキトレンドZEROプログラムを使用し、操作方法及びエラーの修正、エラーの根拠をグレー本の記載ページを示しご説明、それらを繰り返し図書作成、申請、補正対応までマンツーマンでサポートを受けながら自ら追行することで構造に対する理解を深め、自社にて行えるようになっていただきます。

料金:構造計算代行料金 + 遠隔サポート料金

構造計算代行料金

75,000~(長期優良住宅・フラット35S対応)

2階・3階建てまでの構造計算・許容応力度計算及び構造図(基礎伏図・基礎断面図・床伏図・小屋伏図・軸組図)の作成

  • 二階建て基本料金(延べ200㎡未満)75,000円、超える場合は600円/㎡追加
  • 三階建て基本料金(延べ200㎡未満)100,000円、超える場合は600円/㎡追加

20,000・40,000(耐震等級2・3取得オプション)

耐震等級2・3取得のオプション料金

  • 耐震等級2基本料金(延べ200㎡未満)20,000円、超える場合は200円/㎡追加
  • 耐震等級3基本料金(延べ200㎡未満)40,000円、超える場合は300円/㎡追加

構造図(基礎伏図・床伏図・小屋伏図・軸組図)込!

構造図込みでの料金表示です。

  • スキップフロア等納まりがわかりにくい場合は3D図面でのお渡しも可能です(費用別途)。
  • アーキトレンドZEROデータでの納品も可能です。
  • 使用ソフト アーキトレンドZERO HOUSE-ST SKETCHUP JWW

標準納期:7回サポート

※繁雑期及び難易度によって納品までにお時間がかかる場合がございます。概算の構造図の確認をして頂いてからの作業となりますのでその時間も加味してください。

※小屋裏収納、ロフト、スキップフロア、不整形平面・立面形状等難易度の高い物も対応可能です。難易度に応じ別途見積となります。二割増し~倍程度の追加料金だとお考えください。

変更・調整作業は一度目は無料ですが、二回目以降は@4,000円/時間とさせて頂きます。

  • 計算書

    • 構造計算書
    • 構造計算結果チェックリスト
    • 構造計算結果判定シート
  • 構造図一式

    • 構造標準図
    • 基礎伏図
    • 基礎詳細図
    • 各階床伏図
    • 小屋伏図
    • 水平構面伏図
    • 柱頭柱脚金物配置図
    • 軸組図
  • 構造計算書

    • 建物概要等
    • 使用材料及び許容応力度
    • 仮定荷重
    • 柱壁伏図、断面図、各種伏図
    • 荷重分布図
    • 風圧力の算定
    • 軸力表
    • 軸力図
    • 梁の設計
    • 垂木の設計
    • 母屋・棟木の設計
    • 基礎の検定
    • 基礎梁の断面と配筋の検定

    構造計算安全証明書

  • 検査機関への質疑対応

    TEL・FAX・メール

  • プレカット工場への質疑対応

    TEL・FAX・メール

金額に含まれる設計図書。PDFデータ納品とさせて頂きますので、出力は発注者様にてお願い致します。

木造住宅設計サポートでは申請に必要な、床伏図・基礎伏図・軸組図等の図書は全て価格に含んでおります。必要に応じて矩計図等も無償にてご提供致します。

地盤調査報告書及び地盤補強設計計算書を当方で別途手配可能です。

構造計算書と意匠図との整合は、お客様の方で、ご確認いただきますようお願いいたします。

準備・ご用意いただくもの

-平面図・立面図・配置図・求積図があることが前提です-

こちらから招待しますリンク先をクリックするだけでWEB会議システムを利用できます。貴社のPCに特別なプログラムをインストールすることなく、こちらのアーキトレンドZEROプログラム画面を見ながら、貴社のPCで稼働させたアーキトレンドZEROプログラムの操作を行っていただきます。ですので下記にも記載していますが、こちらを見る画面と自分で操作する画面の二つのモニターを必要とします。こちらの画面を見るのはスマホ・タブレットでも可能ですが、より大きな画面のほうが見やすいでしょう。今やモニターは2万円以下にてそこそこのものが手に入りますので、今後の為にもご用意いただくことをお勧めいたします。

  • アーキトレンドZEROプログラム

    平面図・立面図・配置図・求積表の作成は行っておいて下さい。最低でも構造計算プログラム・構造図作成プログラムが必要です。

    (弊社にて1万円/回にてライセンスを貸与することも可能です)

  • デュアルモニターもしくはPCモニター+タブレット

    WEB会議システムを利用するため、こちらの画面を移すモニターとZEROプログラムを操作するモニターと2つ以上のモニターがないと進行に大きな支障をきたします。

  • イヤホン・ヘッドホン・ヘッドセット等

    マウスやキーボードを使用しながら説明を聞いたり質問をいただくので、周りの状況によりヘッドホンもしくはスピーカー、マイクのご用意をお願いします。タイピングが早ければ文字チャットが可能ですのでマイクは不要です。

  • グレー本2017

    木造軸組工法住宅の許容応力度設計2017年版。2冊構成ですが①があればOKです。実費となりますがこちらで手配することも可能です。

  • 電卓

    大した計算はしませんが、できれば関数電卓をご用意ください。

  • 金物資料

    貴社で使用する金物・屋根材・外壁材等の資料(カタログ・性能値等)をご用意ください。

サポートの流れ

  • 床伏図・小屋伏図作成、環境・各種設定

    梁成は105/120のまま、軸力が伝わるように、三次梁以上にならないように、耐力壁を跨がないように注意しながら各階床伏図・小屋伏図を作成します。

    構造パースで確認し、エラーがないことを一通り確認します。

    そして構造計算プログラムを起動し伏図を読み込みます。

    外力・構造材種・固定荷重・積載荷重・耐力壁仕様・水平構面仕様を設定します。見附面積の確認、各荷重の配置を確認します。ここが間違っているとすべて台無しなので特に気を付けます。

  • 軸力図、伏図修正

    まずは床・小屋伏図の梁成を計算し修正していきます。耐力壁配置でまだ修正がかかりますが、あまりに大きくなる梁はこの時点で伏せ替えをし

  • 鉛直構面の検討

    基準法で定める重い屋根の壁量を基準に耐力壁の配置をし令46基準をクリアする。その後一括計算をして鉛直構面を一旦整えます。

  • 水平構面の検討・柱頭柱脚・接合部金物の検定

    鉛直構面の配置により水平構面を検討していく。水平構面が整うと接合金物も決まる。

  • 基礎の検討

    軸力・耐力壁の配置を考慮し、地耐力と接地圧とに配慮しながらスラブ配置、基礎梁を配す。

  • 基礎伏図・床伏図・小屋伏図

    構造計算データを各伏図に反映し、伏せ・耐力壁・金物配置等見やすいように整える。通常この作業中に出戻りが多数発生する。

    凡例・特記等図面を整えて申請図書とする。

  • 補正対応

    電子申請によりデータのやり取りで補正対応します。

遠隔サポート料金:構造計算代行料金 + 1回・2時間・1名/@2万円

費用は、通常の構造計算代行サービスの料金に加え、マンツーマンサポート:1回1名約2時間2万円 とさせていただいております。グレー本による建物規模で合計7回を標準回数としています。建物規模、受講者の方のスキルにより前後します。同じところをもう一度等ご要望に応じて対応させていただきます。日時は毎回相談の上決められます。日程調整次第で最短7日前後で申請に使える構造計算図書ができます。当然補正対応も致します。

一回ですべてを理解することは難しいかもしれませんが、複数回サポート受けながら実際に行うことで着実にスキルが身についていきます。合計3案件以上受講後は、3件/月@10万円にてコンサル業務に移行も可能です。コンサル業務についてはこちら。

こちらからメールでリンク先をお知らせします。
予めお決めした日時になったら、そのリンクをクリックするだけでWEB会議システムを利用した、構造計算 遠隔サポートが開始できます。
こちらはクリック直後の画面となります。左側が「木造住宅設計サポート」の画面、右側があなた様の画面です。ビデオ会議ではカメラを利用するのですが、構造計算遠隔サポートではお互いのPC画面を見ます。

「画面共有~許可します」等の数クリックを経るとまずは「木造住宅設計サポート」側の画面が表示されます。

他の画面を選択して表示することも可能ですので、金物資料等もお互いに確認しながら進めることが出来ます。

サポート側の画面をまるで自分のPC画面のように表示できるので、まさにマンツーマンの遠隔サポートとなります。
貴社のPCにてデスクを含め環境を大きく変えること無く、移動時間を要せずにタイムリーに行うことが出来ますので、遙かに早く習得できます。

難しいと思っていた『構造』をより実践的に、実務で学びながら習得できる「構造計算 遠隔サポート」は他に類を見ない画期的なサービスです。私は教育者では無いですが、数社様からの「自社にて構造計算に取り組みたいので教えてくれないか?」とのご相談から構想を練ってきました。

年間で120件を超える構造計算業務経験を活かし、貴社の実際の現場を通して貴社の実務者により構造計算プログラムを活用し申請から補正対応まで、実務を余すところなくお見せしお伝えすることなら出来ます。貴社の案件を通して実務者が実践することにスキル向上が見いだせると思います。構造計算に関する書籍は多数ございますが、先生/著者が前提とする基本中の基本から躓いたりして結局途中で辞めてしまうのが構造です。

年間10棟以上施工される工務店様や設計事務所様では大きな費用対効果を得られるサービスです。マンツーマンでの対応となるため一日二組限定のサービスとなります。2020年4月から本格的にサービスを開始予定としています。現在は暫定的に一部からのご依頼にお応えしサービスの質の向上を図っております。ご興味をお持ちの事務所様・工務店様のご参加をお待ちしています。